そのような考えで転職活動を行うべきか

2011.12.31

二〇代の早い時期の転職は、「仕事を選び、覚えるために転職する」と考えていい。より給料の高い会社、より一流の会社といった考慮要素もあるにはあるが、自分にとってやり甲斐のある仕事を見つけて、少しでも早く、仕事のレベルを上げることが大事だ。仕事のスキルさえ身につけておくと、収入は後の努力や転職で改善することができる。また、会社というものは、案外不安定で将来の計算ができないものだ。それに、会社が「いい会社」であり続けた場合でも、将来、人員削減を行うことはあり得る。

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米国では、多額の利益が出ている優良企業でも経営効率化の手段としてときどき人員削減が行われる。米国化している日本の企業が、将来そうしないという保証はない。自分の仕事の能力を作って確保しておくことこそが、長期的な生活の安全を思うと、一番手堅い選択なのだ。ただし、ダメだと思ったなら、早く転職する方がいいとはいっても、現在勤めている会社をいきなり辞めるのは感心しない。若い時分だから、収入面での直接的なマイナスは小さく見えるかもしれないが、キャリアの空白ができることは将来的にも評価上不利に働くし、いったんつかんだ正社員のポジションを放してしまうと、次につかむのが大変になることがしばしばある。転職の際は、次の職場が決まってから、現在の職場に退職の意思を伝えるのだという基本は、忘れてはいけない。また、同僚に転職の可能性を匂わせたり、退職したいと先輩や同僚に相談したりするような「子供っぽい」真似はくれぐれも慎むように、ということも一言つけ加えておく。





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